こんにちは!
この記事では、
- 「ソサイチってサッカーやフットサルと何が違うの?」
- 「ルールが分からないと試合についていけなさそう…」
そんな不安や疑問を持っている方に向けて、日本ソサイチ連盟の公式ルールをもとに、リーグ戦(関東リーグ・関西リーグなど)で使われているルールをわかりやすくまとめます。
ソサイチ未経験の方は、「ルールが分からないから不安」という状態から抜け出しましょう。
経験者の方も、改めてルールを整理しておくとプレーの幅が広がります。
実際、公式戦でもルールを知らずにピンチを招いたり、せっかくのチャンスを逃す場面は意外と多いもの。
難しいルールはないので、是非最後まで読んでみてください。
ソサイチならではの特徴的ルール7選
まずはサッカーとはひと味違う、ソサイチ特有のルールを紹介します。中にはフットサルに近いものもあります。
1. オフサイドがない
サッカーでは当たり前の「オフサイド」が、ソサイチでは完全になし! ディフェンスラインの裏へ飛び出しても笛は鳴らず、ゴール前での駆け引きがより自由になります。
2. ファールカウント制
チームごとのファール数が累積でカウントされ、 6回目以降のファールで「シュートアウト」というソサイチ特有のチャンスプレーが相手に与えられます。 前半分のファールカウントは後半開始時にリセットされます。
3. シュートアウト
ソサイチならではのルールで、PKと1対1の突破を足したようなプレー。 キッカーが笛の合図でシュートアウトライン(※1)からドリブルを開始し、GKと1対1でゴールを狙います。 ファールカウント制により、6回目以降のファール毎にシュートアウトが行われます。
また、ソサイチリーグでは引き分けで勝ち点1を分け合うことはありません。
引き分け時はサッカーのPK戦のように、シュートアウト戦で決着をつけます。
シュートアウト戦に勝利した場合は勝ち点2、負けた場合は勝ち点1となります。
※1:ハーフウェーラインから5m相手ゴール寄りの位置
4. 秒数制限ルール
スローイン・コーナースロー・ゴールクリアランス・フリーキックなどは5秒以内に再開しないと相手ボール。 スピーディーな展開が常に求められます。
5. コーナースロー
ゴールラインを越えて攻撃側のボールになった場合、サッカーではコーナーキックですが、ソサイチではコーナースローで再開します。
スローワーは両足をゴールラインとタッチラインの外に置き、コーナーをまたぐ形で投げなければいけません。これに違反すると、相手GKのゴールクリアランスで試合が再開されます。
少し細かいですが、コーナースローの反則は公式戦でもよく見かけるので注意が必要です。
6. 警告
イエローカードを受けた選手は、直後に控え選手と交代をし、2分間の出場停止となります。控え選手がいない場合でも2分間6人でプレーすることとなります。プレー再開から2分後に、審判の許可を得て再入場が可能となります。
7. 退場後も補充可能
退場者が出ても、2分経過 or 相手チームが得点すれば、人数を補充できるルールがあります。 これにより、大量失点やゲーム崩壊のリスクを緩和しています。
基本ルール
競技人数
- 1チーム7人制
- ゴールキーパー1名+フィールドプレイヤー6名
ピッチサイズ
- 幅30m~40m×長さ50m~60m(※フットサルより広く、サッカーより狭い)
- ピッチ表面:人工芝、芝
ゴールとボール
- ゴールサイズ:2.2m × 5m(ジュニアサッカーゴール)
- ボール:5号球ソサイチボール(サッカーボールより少し重い)
試合時間
- 前後半20分 + アディショナルタイム
試合進行に関するルール
キックオフ
- 直接ゴールも可能
- 守備側はシュートアウトライン(※1)まで下がる
交代
- 自由交代制(ベンチ登録最大13人)
- 自陣ハーフライン沿いの交代ゾーン(5m幅)から出入り
- 審判の許可なく交代可能、ピッチに入る前にビブスを手渡し
プレーの再開
- タッチラインを越えた場合:スローイン
- ゴールラインを越えた場合:
- 守備側 → ゴールクリアランス(GKが手で投げる)
- 攻撃側 → コーナースロー(足で蹴らず、手で投げる)
ゴールキーパー関連のルール
GKへのパス
- 味方からのパスをGKが手で触れるのは禁止
- GKへのパスは何度でも可能
GKの5秒ルール
- 手、足を問わず、5秒間しかボールを保持できない
- 5秒以上経過した場合は相手に間接FK
- 5秒ルールは自陣でのみ適用される
より詳しく知りたい方は
さらに詳しくルールを知りたい方は、ソサイチ連盟公式サイトの競技規則をご覧ください。
より詳細にルールが解説されています。
最後に
ソサイチは、サッカーやフットサルの魅力と独自のルールを掛け合わせたスポーツです。
「オフサイドがない自由な攻め」「シュートアウトの緊張感」「コーナースローなどの細かな違い」など、知れば知るほど奥深く感じられるはずです。
ルールを理解しておくことで、プレーがスムーズになるだけでなく、観戦の楽しさも倍増します。
この記事が、ソサイチをもっと身近に感じ、実際にプレーや観戦に足を運ぶきっかけになれば嬉しいです。